
2012年8月15日、アメリカ空軍研究所が研究開発を行っているスクラムジェット実験機『X-51A(ウェーブライダー)』が現地時間14日カリフォルニア州で実施した試験飛行が制御翼の不具合で失敗したことを米空軍とボーイング社が発表しました。同機は14日午前11時36分B-52爆撃機に搭載されエドワーズ空軍基地を離陸し、米海軍の射場訓練海域上空約1万5000mで切り離されてロケットブースターに点火。その直後に制御翼の1つが不具合を起こしたため切り離し後、約15秒後に制御不能に陥いり太平洋に墜落。計画では5分間にわたってマッハ6を出す予定でした。米空軍のプロジェクトマネージャーは、「データではエンジン点火の条件は満たされており、試験の目標を達成できると大いに期待していた」と述べました。