x48

1990年代後半、マクドネル・ダグラス社ではブレンデッドウィングボディ(BWB)タイプの次世代大型輸送機の研究を実施していました。1997年ボーイング社に吸収された際、プロジェクトはファントムワークスに引き継がれNASAと共同で小型無人実験機X-48を制作し研究を進めています。現在はエンジン数を2基に減らし、尾部形状を変更、スタビライザーを中央に移動したX-48Cが飛行実験を行っています。BWBの概念は、従来の設計と比べ構造的な空力特性と簡略化により燃費、騒音、製造コストの削減、信頼性とライフサイクルの節約が期待され、次世代旅客・輸送機の設計概念として注目されています。写真にはX-48B、48Cの風洞試験や飛行試験が収められています。