2015年5月1日、アメリカ航空宇宙局(NASA)はバージニア州ラングレー研究所でハイブリット電動ティルトウィングUAV「GL-10(グリースライトニング)」の垂直離着陸テスト飛行に成功したことを発表しました。GL-10は実用フルスケールモデルの50%縮小版実証機として制作され全幅6.1メートルの主翼に8基、尾翼に2基の電気モーターを備え離陸時には翼を上に向け、垂直離陸を行い、上空で翼を水平状態に戻して飛行形態に移行する新型ティルトウィング機。主に場所を選ばず農業や地形観測、長時間の監視用途などを目的に開発が進められています。
NASA
2015年5月1日、アメリカ航空宇宙局(NASA)はバージニア州ラングレー研究所でハイブリット電動ティルトウィングUAV「GL-10(グリースライトニング)」の垂直離着陸テスト飛行に成功したことを発表しました。GL-10は実用フルスケールモデルの50%縮小版実証機として制作され全幅6.1メートルの主翼に8基、尾翼に2基の電気モーターを備え離陸時には翼を上に向け、垂直離陸を行い、上空で翼を水平状態に戻して飛行形態に移行する新型ティルトウィング機。主に場所を選ばず農業や地形観測、長時間の監視用途などを目的に開発が進められています。
NASAがドライデン飛行研究センターで1988年より翼の形状や大きさによる超音速飛行時の層流制御研究に「F-16XL」を用いて各種実験を行っていた際の運用記録写真です。同機は大型戦闘爆撃機F-111の後継機としてマクドネル・ダグラス社のF-15Eと採用を競うも敗れ、選定終了後、2機の試作機はNASAに引き渡されました。1号機はクランクト・アロー・デルタ翼の境界層制御とソニックブーム、エンジンの騒音が主な課題となり、翼外板表面に小さな穴や溝を作ることで気流の流れを制御する実験に使用。2号機は移層流最大範囲の領域測定と騒音測定用に左翼のみにチタンとガラス繊維発泡体のグローブと呼ばれる翼板を追加したことで左右非対称の機体になっています。研究プログラムは1999年に終了しましたが2007年に米空軍のF-16(Block 40)で発見された改善点改修とアップグレードの費用調査の為1号機がロッキード・マーティン社に返還されテストを実施しています。現在は全機退役しエドワーズ空軍基地に保管されています。
アメリカ空軍からNASAに移管され、ドライデン飛行研究センターで各種研究に用いられた『F-15 ACTIVE』の記録写真です。同機は短距離離着陸機の開発実験を主要目的とした「アジャイル・イーグル」プロジェクト「F-15 S/MTD」が原型で、米空軍の複座型F-15B(71-0290)に大幅な改造を加えていました。エア・インテイク上部にF/A-18の水平尾翼を流用したカナードを追加、エンジンにはスラスト・リバーサ(逆噴射装置)付きの2次元1軸の推力偏向ノズルを搭載し、これらを制御するフライ・バイ・ワイヤを使用した統合型飛行推進制御(IFPC)システムにより高い運動性を実現していました。ACTIVEはS/MTDの基本フレームをそのままに、エンジンをF100-W229に換装、排気口も3次元推力偏向ノズルにし、航空機の操縦ソフトウェアを中心とした研究「統合先進制御技術(Advanced Control Technology for IntegratedVehicles)」のテストベッドに用いられ、1996年4月24日から1999年まで各種実験を行い、得られた技術は新型機の開発に貢献しました。1999年以降は「F-15 IFCS」に改名し被弾や故障などにより飛行に支障が出た際に影響を自動的に「学習」し対応する「知的飛行制御システム」の研究に用いられました。2007年からは衛星通信・追跡技術とデータリンクシステムの研究に移行し「F-15B SBRDC/ECANS」に改名しています。
1 :きのこ記者φ ★ 2013/07/15(月) 09:29:44.25 ID:???0
将来の有人火星探査を担う米航空宇宙局(NASA)の大型ロケットについて、 日米がエンジンの共同開発を検討していることが14日、分かった。 日本の次期大型ロケット「H3」(仮称)のエンジンと基本設計を共通化し、両国で次世代機のコスト削減につなげるのが狙い。実現すれば心臓部のエンジンで米国が日本の技術を採用する初のケースとなり、宇宙開発の日米協力が加速しそうだ。
宇宙航空研究開発機構(JAXA)によると、共同開発を検討しているのは米国の次世代ロケット「SLS」の上段エンジンと、日本のH2Aロケットの後継機となるH3の2段エンジン。大きさや推力がほぼ同じで共通化が可能とされ、NASAとJAXAが交渉を進めている。SLSはスペースシャトル退役後の有人飛行や物資輸送を担う全長100メートル級の超大型ロケット。NASAは2017年に無人の初号機、30年代に有人火星探査での打ち上げを目指すが、巨額の開発費が米国内で批判を浴びており、費用削減策の一つとして日本との共同開発を検討している。
共同開発案によると、21年以降に打ち上げる有人対応可能な機種の上段に、三菱重工業などが製造するH3の2段エンジンを搭載。 公共事業に自国製品の優先調達を義務付ける規制に対応するため、部品の一部は米国で開発・製造する。このエンジンが火星探査に使われる可能性もある。一方、H3は来年度に開発を開始し、20年の初打ち上げを目指す。国際競争力を強化するため、打ち上げ費用をH2Aと比べて半減させることを目標に掲げている。製造費に占める割合が大きいエンジンを米国にも供給できれば、量産効果でコスト削減が見込める。
日米の宇宙機関は国際宇宙ステーション(ISS)の建設などで協力してきたが、ロケットのエンジン開発で手を組むのは初めてで、JAXA関係者は「実現すれば日米双方に大きな利益となる」と話す。H3の具体的な開発方針は今後、政府の宇宙政策委員会で検討する。
■記事引用元:産経新聞
http://sankei.jp.msn.com/science/news/130715/scn13071509060000-n1.htm
次期の主力となる大型ロケット「H3(仮称)」の想像図
15 :名無しさん@13周年 2013/07/15(月) 09:38:01.48 ID:yZcfTtG+0
H3はコスト削減できるけどペイロードが少し下がるんだっけ?
19 :名無しさん@13周年 2013/07/15(月) 09:41:15.66 ID:Bf3TSaX90
またお金をせびられてるのか
31 :名無しさん@13周年 2013/07/15(月) 09:46:37.90 ID:lc1nLrM10
2段エンジンについては、現行のLE-5も輸出の話があったぐらいだから、
結構実現性はあるだろうな
33 :名無しさん@13周年 2013/07/15(月) 09:47:32.83 ID:fF4e4mFJ0
いいぞいいぞーこういうのもっとやれやれー♪
がんばれーJAXAー
34 :名無しさん@13周年 2013/07/15(月) 09:48:09.11 ID:VG2f/GuPO
NASAの職員もリポビタンDを飲む日が来るのか
2013年6月26日、オービタル・サイエンシズ社は米航空宇宙局(NASA)の太陽観測衛星「IRIS(アイリス)」を搭載する「ペガサスXL」ロケットを、空中発射母機「スターゲイザー」より発射し、28日無事軌道投入に成功したことを発表しました。今回で42回目のペガサス発射ミッションとなるスターゲイザーはカリフォルニア州バンデンバーグ空軍基地を飛び立ち、予定空域をマッハ0.82で巡航。19時27分、高度約39,000フィートで「ペガサスXL」ロケットを分離。5秒後に固体燃料ロケットの点火に成功しました。IRISは紫外線望遠鏡と分光器を搭載し、太陽表面に近い「彩層」の活動を観測します。彩層は太陽内部の活動からエネルギーをコロナに運ぶ接続層とも呼ばれ、地球の気候に大きな影響を与える紫外線の大部分がここで発生しますが、内部のメカニズムについては謎が多く、NASAではIRISを含む3機の衛星でデータ収集を進める計画です。
1970年代に入り、急速に進歩してきた複合素材を軍用機への適用実証をかねNASA、DARPA(国防高等研究計画局)が共同で研究開発に取り組んだ前進翼実験機『X-29』の運用記録写真です。X-29は経費節約と制作期間短縮のためノースロップ「F-5」軽戦闘機を基本とし、F-16AのFBW(フライ・バイ・ワイヤ)とサーボ駆動システムを組み込み、油圧系はA-6と、現用機から多くの部品とシステムを流用しています。1号機は米空軍の退役機を、2号機はノルウェー空軍から返還された機体を改造しました。最大の特徴である前進翼はダイバージェンスに対抗するためアルミ合金とチタンを使用し、外板にはグラファイト・エポキシ樹脂板を導入した当時の最先端複合材成型技術が用いられています。1号機は1984年12月初飛行に成功。12月13日には前進翼機としては初めて音速を超えマッハ1.03を記録。試験では遷音速域での抗力は後退翼機に比べ20%軽減を確認しました。2号機は尾部にスピン回復用ドラッグシュートを取り付けるマウントを設置し抑え角を最大65°まで上げるテストが実施され45°までの良好な操縦性が確かめられました。X-29のテストは1992年に終了し各地の航空ショーで複数のデモフライトを実施後、空軍博物館へ展示されています。
1990年より超音速、高高度航空機研究テストベッド機としてNASAドライデン飛行研究センターにて運用されていた『SR-71(ブラックバード)』の写真です。SR-71はU-2の後継機としてロッキード社・スカンクワークスにより開発され、戦術偵察機として数々の極秘偵察ミッションを遂行してきましたが、運用コストが高く偵察衛星の発達によりU-2よりも早く退役することになります。軍では退役しましたが、M3.2の巡航速度と85,000フィート以上の高高度を飛行可能な実用量産ジェット機としては非常に優秀であり、NASAでは研究用として5機が移管され各種実験に用いられることになります。写真では宇宙服姿のパイロットや通常型のSR-71Aと複座型練習機のSR-71Bが各種飛行実験を行っている様子が記録されており、後半は新型の液体燃料ロケットエンジンとして開発されていた「リニアエアロスパイクエンジン」実験用ボッドの取り付け作業と高高度・高速での空力特性の検証、コールドフロー試験が写されています。
1990年代後半、マクドネル・ダグラス社ではブレンデッドウィングボディ(BWB)タイプの次世代大型輸送機の研究を実施していました。1997年ボーイング社に吸収された際、プロジェクトはファントムワークスに引き継がれNASAと共同で小型無人実験機X-48を制作し研究を進めています。現在はエンジン数を2基に減らし、尾部形状を変更、スタビライザーを中央に移動したX-48Cが飛行実験を行っています。BWBの概念は、従来の設計と比べ構造的な空力特性と簡略化により燃費、騒音、製造コストの削減、信頼性とライフサイクルの節約が期待され、次世代旅客・輸送機の設計概念として注目されています。写真にはX-48B、48Cの風洞試験や飛行試験が収められています。
2012年6月30日、NASA(アメリカ航空宇宙局)が運用する広胴貨物輸送機『B377SGT(スーパーグッピー)』がスペースシャトルの訓練用に使用していたコックピットのモックアップをシアトル航空博物館に輸送した際の写真です。到着後NASAや航空博物館の関係者による式典が開かれ、貨物が引き出される様子が招待客に公開されました。当時、この異様な貨物輸送機を一目見ようと大勢の人が空港周辺に訪れ米国のメディアでも話題になるなど、同機の根強い人気が伺えます。写真には式典や搬送作業、アナログ計器が並ぶコクピット等が写されています。
アメリカ航空宇宙局(NASA)が保有する無人偵察機『RQ-4(グローバルホーク)』の動画です。自然災害、海洋資源の探査・開発を目的とする「アメリカ海洋大気庁」と共同で実施する地球科学ミッション用に改修され気象レーダーや各種センサー等の観測器機を搭載する特殊仕様です。長時間高高度を飛行できる特製を活かし、成層圏の高濃度オゾン帯(オゾン層)の観測、ハリケーンの調査、地球温暖化の解明などの研究に貢献しています。この他にも開発社であるノースロップ・グラマン社が協力の元、UAVによる空中給油計画にも利用されています。
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