2012年3月26日、オーストラリア航空最大手カンタス航空と中国国有航空大手の中国東方航空は、香港を本拠とする新たな格安航空会社『ジェットスター香港』を設立すると発表しました。中国などアジアの中間層の旅行需要拡大をにらみ、両社は向こう3年間で最大1億9800万ドル(約163億円)を投資を予定。2013年半ばに3機のエアバスA320で操業を開始し、中国本土や日本、韓国、東南アジアに乗り入れ2015年までに18機に増やす計画です。香港を拠点とするLCCとしては「ジェットスター香港」が初めて。運賃は既存の大手航空会社と比べ半額以下に設定されるということです。
LCC
オーストラリア、ブリスベンに拠点を置く格安航空会社『エア・オーストラリア』が、2012年2月17日資金繰りに行き詰まり全便の運航を停止しました。当日タイ・プーケットやインドネシア・バリ、ハワイ・ホノルルなど国内外の空港で搭乗予定だった乗客4000人が取り残され、突然の出来事に混乱する乗客が大勢カウンターに殺到しました。同社はコーダ・メンザ社を管財人に指定。クレジット・カードで航空券を購入した乗客や、旅行保険の約款で「倒産」保険の条項がある乗客は返金を受けられる可能性があるようですが現金の場合返金は難しいとのこと。
エアバス社はメキシコの格安航空会社であるボラリスがA320ファミリーを合計で44機発注する覚書を締結したことを発表しました。発注の内訳はA320neoが30機、A320ファミリーが14機。搭載エンジンの選定は今後行われます。ボラリスでは運航機材33機全てをエアバス社のA320で構成しており、現在さらに15機の受注残があります。今回の発注数を含めると現在の2倍以上の規模増加になり最大67機保有することになります。機数ではメキシコのフラッグキャリア「アエロメヒコ航空」を超え、急速に成長しているLCCといえます。
インドの格安航空会社、インディゴ・エアラインの2011年版CMです。急速に成長を続けるインドでは国内・国際線に続々と新しい会社が誕生しており、同社も2005年に設立された新しい航空会社です。運航機材を全機エアバスA320で統一し、従来のインドのイメージを一新するポップなデザインやカラーリング、清潔感のあるサービスは国内外で人気があります。設立後僅か5年程で国際線にも参入しており、LCC需要の後押しも受け、急速に成長を遂げている注目のエアラインでもあります。
関西国際空港会社が格安航空会社(LCC)向けに整備する専用ターミナルの起工式が19日、空港内で行われました。日本初のLCC専用ターミナルは2期島B滑走路脇に建設予定で専用ビルは維持管理費を抑えるため、エレベーターやエスカレーターが不要な平屋建てとなり、9機分の駐機場や給油設備も整備する予定で、総事業費は約100億円となる見通し。2012年秋に利用開始の予定で既に全日本空輸系のピーチ・アビエーションの利用が決まっており、関空は引き続きLCCの誘致を進めるとのこと。
日本航空は16日、オーストラリアの航空大手カンタス航空、三菱商事と共同で格安航空(LCC)のジェットスター・ジャパンを設立することで合意したと発表しました。国内線で2012年中の就航を予定し、アジアの主要都市を中心とした短距離国際線への就航も計画しているとのこと。気になる運賃は、平均で既存より40%安い運賃を予定しており、他社より安い運賃を保証する「プライス・ビート・ギャランティー」(最低価格保証)が適用予定とのことで、同路線の低価格化が加速すると思われます。
全日本空輸株式会社(ANA)とエアアジアは、成田空港を拠点とするLCC(ローコストキャリア)を運営する共同出資会社、「エアアジア・ジャパン株式会社」を設立することで合意しました。エアアジア・ジャパンは、成田空港を拠点とする初のLCCとして、エアアジアのブランドとサービスを用いて運航します。関係当局の許可を前提に、2012年8月の国内線および国際線の就航を予定とのこと。ANAにとっては、関西空港を拠点に来年3月から運航する「ピーチ・アビエーション」に次いで2社目のLCCとなります。
全日本空輸系の格安航空会社、「A&F・アビエーション」は24日、ブランド名を「Peach(ピーチ)」にすると発表しました。社名も「ピーチ・アビエーション」に変更。本社を東京から拠点となる関西空港内のビルに移転しました。ブランド名はアジア発祥のフルーツで、若々しさや長寿、繁栄を連想させる「桃」とし、機体は明るいパープル系の色を基調とした個性的なデザインになりました。
スカイマークは、2011年11月以降新たに運航を始める計画の成田と新千歳・旭川・福岡・那覇を結ぶ国内4路線について、当初の3ヶ月間は一便当たり20席程度の限定、合計で2万8800席を最も安い運賃を片道980円とするということです。スカイマークは、今後も成田への乗り入れを増やし、平成26年度には国際線に本格的に参入するとしており、航空会社どうしの利用客の獲得競争がさらに激しくなりそうです。
3月に高松空港と中国・上海間で定期チャーター便を就航する中国、上海市の格安航空会社「春秋航空」が20日、一ヵ月限定で一部の座席を片道3,000円の特別料金にすることを発表しました。日本と上海を結ぶ便としては最も安い運賃となります。ただし翌月以降は4,000円に設定するとしています。
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