IL-214HAL2012年6月1日、インドのヒンドスタン航空機(HAL)とロシアの統一航空機製造会社(UAC)により多目的輸送機(MTA)の共同開発契約が調印されました。開発計画ではリューシン設計局のIL-214の設計案を基にし、積載量15~20トン、88~100人の空挺兵や物資の投下ができる中型輸送機で、計画の先行投資金額は7.71億ドル(約602億円)とされています。インドでは老朽化が進むAn-32の置き換え、ロシアでも同規模の機体の更新を予定しており、インドが45機、ロシアが100機、第三国が60機、合計205機の生産見積もりを立てています。