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大戦末期、B-29の高高度からの無差別空爆は熾烈を極め、軍事工場を始め多くの都市が壊滅的な被害を受けていました。当時アメリカの最新鋭爆撃機B-29は圧倒的な高度と頑丈な機体から「空飛ぶ要塞」と呼ばれ日本の戦闘機では満足に迎撃することもままならない状況であり、これに対抗する為日本海軍と九州飛行機が迎撃の切り札として開発していたのが、エンジンが後部にありエンテ翼を持つ十八試局地戦闘機「震電」です。エンテとはドイツ語で「鴨(かも)」のことで主翼が胴体の後部にあり機首が鳥のように長く突き出た飛行機を鴨の形に似ていることからエンテと呼ぶようになっています。