f7uチャンス・ヴォート社が開発したF7U(カットラス)は双垂直尾翼と無尾翼という艦載機としては前例の無い特異な機体でした。無尾翼形式の為、離着陸の際に迎え角を極めて大きく取る必要があり、着艦時の前方視界が劣悪で着艦時の事故が多発し、配備からわずか3年で実戦部隊から退役しています。事故で総生産数約1/4を損失。4名のテストパイロットを含め、25名のパイロットが命を落としています。その事故率の高さから未亡人製造機と揶揄された不遇の機体でした。