
2011年6月に引退したNASAのスペースシャトル「エンデバー(OV-105)」の最後のミッション(STS-134 )に向け、ケネディ宇宙センターで準備中の2011年5月11日に撮影されたコクピット・機内写真です。撮影したのはフロリダで活動するフリーランスの写真家で元NASAのカメラマン「ベン・クーパー」氏で彼はシャトルの外観や機内だけでなく、飛行士や様々な授賞式を撮影してきました。写真ではコクピットの他、フライトデッキの下層にあるミドルデッキが撮影されており、ペイロードベイ(貨物室)へ出入りするエアロックの壁一面に宇宙センター職員数千人のサインがびっしりと書き込まれているのが確認できます。エンデバーは2011年5月16日打ち上げに成功し、アルファ磁気スペクトロメーターや、エクスプレス補給キャリア3をISSへ運びました。