
2010年12月に全機退役したオーストラリア空軍の可変翼戦闘爆撃機『F-111C(アードバーク)』の埋立て最終処分場風景を撮影した写真です。F-111の胴体部分に現在では世界的に禁止されているアスベストが断熱材として使用されており、解体する工程で大量に飛散することが予想され、高額なコストを掛け分解するより廃棄物として埋め立てることが経済性が高いと政府は判断。博物館や軍施設に展示される機体以外23機が主翼・エンジン・部品を外された状態で2011年11月、クイーンズランド州イプスウィッチ郊外のスワンバンク処分場に埋立てられました。展示機体についてもアスベスト飛散処理と管理を満たす環境を整える等基準を設けており、アメリカ空軍から中古で購入したF-111G型は国際条約に基づく武器取引規則により米国政府の承認の元、廃棄・保存等の情報は一般公開はされないことになっています。