エールフランス・グループ格安航空部門「HOP!(オップ!)」ATR 72-600組立塗装映像。HOP!は2013年にエールフランスグループ内の地域航空会社ブリテール、レジォナル、エールリネールの3社を統合して誕生した新興エアラインで、フランス語で「それ!」「そら!」といったかけ声を社名とする新興エアラインです。映像のATR 72-600(R/N:F-HOPY)はノルディック・アビエーション・キャピタル社よりリースした新機材で初納入を記念し映像が作成されました。HOP!では運用中のATR 72-500を順次更新し欧州とフランス国内の136都市の路線に投入する予定です。
航空機組立・解体・塗装
エールフランス・グループ格安航空部門「HOP!(オップ!)」ATR 72-600組立塗装映像。HOP!は2013年にエールフランスグループ内の地域航空会社ブリテール、レジォナル、エールリネールの3社を統合して誕生した新興エアラインで、フランス語で「それ!」「そら!」といったかけ声を社名とする新興エアラインです。映像のATR 72-600(R/N:F-HOPY)はノルディック・アビエーション・キャピタル社よりリースした新機材で初納入を記念し映像が作成されました。HOP!では運用中のATR 72-500を順次更新し欧州とフランス国内の136都市の路線に投入する予定です。
ソビエト連邦「ヤコヴレフ設計局」が開発・製造の拠点として運用していたロシア連邦サラトフ州に放置されている「サラトフ航空工場」の廃墟写真です。同施設は設計・事務作業を行うモスクワの本社とは違い2本の滑走路を有する試作機や一部量産機の組立、テストを行う工場として、ソ連時代には数々の名機を輩出してきました。ソ連崩壊後、設計局とサラトフ航空機工場はそれぞれ民営化され工場では比較的順調だった旅客機「Yak-42」の組立やロシア海軍の垂直離着陸機「Yak-38」のオーバーホール工場として細々と運営を続けるも90年台後半には経営に行き詰まり長らく閉鎖されることになります。2009年から再開発が決定し、建物を含む飛行場(264ヘクタール)が差し押さえられ、放置されていた未完成機材と建物の解体が進められます。写真にはD-36ターボファンエンジンや工員の作業服やヘルメット、組立途中で放置されるYak-42とロケットポッドを装備したYak-38等が当時の状態で残されています。
2014年10月02日22:00
ロシア統一航空機製造会社傘下の「イルクート」社が製造する多用途戦闘機スホーイ「Su-30SM」、高等練習機ヤコヴレフ「Yak-130」の製造工程、イルクーツク工場の組立ラインを撮影した写真です。ロシア向けSu-30SM・Yak-130の製造を一手に引き受けており、両機の部品70%を自社工場で製造しています。イルクート社は今年で設立80周年を迎え、これまでに7,000機以上の戦闘機を生産し世界37カ国に輸出。1992年に民営化以降、品質マネジメントシステム(ISO-9002)を取得しA320の部品製造や改修、インドとの技術提携など独自の冶金技術と大規模な製造設備を活かし、ロシア有数の優良企業として急成長しています。イルクーツク工場だけで12,500人、平均年齢40歳の従業員が従事しています。
チェコ共和国LET社が生産するターボプロップ旅客機「L-410 UVP-E20」の部品製造、組立工場を撮影した写真です。チェコ南部ウーヘルスケーハラヂシュチェ地区に所在する同社工場は設計、表面処理加工、塗料製造、機械工場、組立工場と独自の空港を集約した自己完結型工場で年間16~18機を生産、約920人が従事しています。主力製品であるL-410シリーズはチェコスロヴァキア時代にAn-2の代替機として1960年台後期に開発され、改良を続けながら現在も生産されており、GE社制ターボプロップエンジン「H80」に換装しEASAとFAAの型式証明を取得した輸出仕様「L-410 UVP-E20」はロシア、ヨーロッパ、アフリカ、アジア等のコミューター機として採用されています。近年はロシア「UAC(統一航空機製造会社)」の傘下となりCASA CN-235やボーイング787の部品製造を手掛けています。
エアバス社の総2階建て世界最大超大型旅客機「A380」がフランス・トゥールーズ本社の最終組立工場を撮影した写真です。機体を構成する翼、胴体などの主要コンポーネントは、フランス国内のほか、ドイツ、イギリス、スペインで製造され、尾翼・尾部・エンジン・構造体等の一部をA300-600ST(ベルーガ)で空輸。大型の胴体部品や主翼等は船舶、トラックで輸送後トゥールーズ・ブラニャック空港に隣接する専用工場で組み立てられます。A380を組み立てる為の輸送用船舶や大型トラックは川や道に合わせた特別な設計と誘導システムなどを搭載しており、使用される道路も荷重に耐えられるよう改修する等、機体以外にも多くの費用が発生しています。工場では撮影禁止ですが内部を見学できるツアーを実施しており、生産ラインを一望できるほか、大型スクリーンでA380の映像上映や客室のモックアップが見学可能です。
2014年08月11日20:30
第二次世界大戦中、1942年頃にアメリカ合衆国政府の情報・プロパガンダ機関「戦時情報局(Office of War Information,以下 OWI)」専属カメラマン「アルフレッドT・パーマー」が撮影した軍用機組立工場で働く女性労働者「ロージー・ザ・リベッター」プロパガンダ用カラー写真です。1941年第二次世界大戦が勃発したアメリカでは45歳未満の男性の多くが志願、もしくは軍に召集され、国の産業労働力にギャップが生まれました。これをを埋めるためアメリカ政府は産業労働者としての女性の雇用を促進。OWIに全米の航空機製造工場で働く女性労働者を撮影し販売促進ポスター、広告、ニュース記事を作成しました。写真には軍需品を生産する「ロージー」とあだ名された女性たちが化粧をし真新しい服を着て軍用機のリベット打ちやエンジン、部品の組み立て、塗装などを行う様子が写されています。戦時中にジェラルディーン・ホフという女性工員のモノクロ写真を元としたプロパガンダポスター「We Can Do It!」が1980年台に再発見され、特徴的なイメージは話題となり、現代でも広告やパロディ画像として世界中で人気があります。
2014年07月13日20:00
ロシア航空機製作会社「ミグ(RSK MiG)」の半完成機在庫置き場と隣接するインド空・海軍向け「MiG-29(フルクラム)」組立・改修工場を撮影した写真です。工場はロシア・モスクワ州南東部の都市「ルホヴィツィ」の所在し、ソ連時代に大量生産された完成・半完成機と部品が在庫置き場として閉鎖した製造ラインに大量に保管されています。部品は1980年台からソ連崩壊までに製造された古い機材が多く、中には次期練習機として不採用となったMiG-ATも確認できます。最盛期には数十万人を雇用しソ連を代表する巨大工場でしたが現在はロシアとインド空軍機のレーダー・アビオニクス換装、寿命延長等の近代改修作業とインド海軍向けMiG-29K組立を細々と進めています。2012年3月にはロシア海軍より「MiG-29K」が2014年4月15日には「MiG-29SMT」16機受注しており、徐々に財政状態は改善してきています。
2014年06月15日22:00
イギリス、ドイツ、イタリア、スペイン4ヶ国が共同開発した欧州第4.5世代スイングロール戦闘機『ユーロファイター タイフーン(Eurofighter Typhoon)』の各国の最終組立工場を撮影した写真です。生産は1986年に開始した開発プログラムに基づき、イギリスとドイツ(旧西ドイツ)が33%、イタリア21%、スペイン13%の作業分担を担い、Premium AEROTEC(ドイツ)がメイン中央胴体。EADS CASA(スペイン)が右翼・スラット。BAEシステムズ(イギリス)がフロント胴体、キャノピー、テールフィン、フラップ、後部胴体部品。アレニアアエルマッキ(イタリア)が左翼、フラッペロン、後部胴体部分を生産しています。近代改修も想定している最終組立工場は上記4ヶ国にあり、組立ラインや人員数の違いから年間最大生産規模が異なります。
2014年05月23日16:30
タタールスタン共和国、カザン・ヘリコプター製造会社(KVZ)工場で「Mi-17V-5」の最終組立を撮影した写真です。Mi-17V-5シリーズはミル設計局(現株式会社)が設計した中型多目的ヘリコプター「Mi-17」の素材を見直し、機首にレーダーの追加、アビオニクスの近代改修、グラスコックピット化など大幅な設計変更を加えた同社の主力製品。海外製エンジンの選択が可能で外観も西側の機体に近く、ロシア国内の他ベネズエラやインド、ネパールなど海外でも多数採用されるベストセラー機です。カザン・ヘリコプターでは1990年頃から旧ソ連時代の生産体制脱却を目指し、同社オリジナルのヘリコプター「Ansat」等の開発や民間市場参入等独自性を高め、現在では世界有数のヘリコプター製造メーカーへと成長しています。
2010年12月に全機退役したオーストラリア空軍の可変翼戦闘爆撃機『F-111C(アードバーク)』の埋立て最終処分場風景を撮影した写真です。F-111の胴体部分に現在では世界的に禁止されているアスベストが断熱材として使用されており、解体する工程で大量に飛散することが予想され、高額なコストを掛け分解するより廃棄物として埋め立てることが経済性が高いと政府は判断。博物館や軍施設に展示される機体以外23機が主翼・エンジン・部品を外された状態で2011年11月、クイーンズランド州イプスウィッチ郊外のスワンバンク処分場に埋立てられました。展示機体についてもアスベスト飛散処理と管理を満たす環境を整える等基準を設けており、アメリカ空軍から中古で購入したF-111G型は国際条約に基づく武器取引規則により米国政府の承認の元、廃棄・保存等の情報は一般公開はされないことになっています。
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