エンジン

GE・ホンダ・エアロ・エンジン、軽量ビジネスジェット機用ターボファンエンジン「HF120」ヒストリームービー

Introducing-the-HF120

GE・ホンダ・エアロ・エンジン社製軽量ビジネスジェット機用ターボファンエンジン「HF120」のヒストリームービーです。ホンダとゼネラル・エレクトリック・カンパニーは小型ビジネスジェット機用ターボファンエンジンの共同事業化を2004年2月に提携。HF120はホンダが開発した「HF118」をベースに、さらにシンプル・軽量・高性能を追求し、クラス最高峰の低燃費と低騒音性、信頼性、低エミッション性能を実現した次世代型エンジンです。

MRJ搭載用ギヤードターボファンエンジン、プラット・アンド・ホイットニー「PW1217G」試験運転映像

MRJ_PW1200G_test

三菱航空機が開発中のリージョナルジェット機「MRJ」搭載用のギヤードターボファンエンジン「PW1217G」試験運転映像。エンジンの試験運転は1月13日に県営名古屋空港の駐機場で初めて右舷エンジンを起動させ、動力、油圧、燃料、空調、電気系統などの各種システムが作動したことを確認しました。映像でのエンジンからの白煙は長期保管用の油が霧状に排出するもので、通常の燃焼排気ガスとは異なる初回起動時固有の現象です。米プラット・アンド・ホイットニー(P&W)社製ギヤードターボファンエンジンは、エンジンのファンを低圧コンプレッサーとタービンとは異なる速度で動作させる減速機構を採用することで最適な回転数で運転を可能とし、燃費と排気、騒音を大きく改善する次世代エンジンです。

ULA、Amazon創設者の宇宙ベンチャー企業「ブルー・オリジン(Blue Origin)」と新型ロケット・エンジン「BE-4」開発提携

BE4

2014年9月17日、ユナイテッド・ローンチ・アライアンス(ULA)社は米通販サイト大手「アマゾン・ドット・コム(Amazon.com)」の創業者で最高経営責任者(CEO)のジェフ・ベゾス氏が経営する宇宙ベンチャー企業「ブルー・オリジン(Blue Origin)」と新型ロケット・エンジンBE-4の開発で協定を結んだことを発表しました。ULA社は、ボーイング社とロッキード・マーティン社が共同で設立した米国防総省の軍事偵察衛星打ち上げ企業。同社が運用する「アトラスV」第1段ロケットには、1990年代終盤からロシア製「RD-180」ロケット・エンジンが使用されており、昨今の米露関係の悪化から調達困難になる可能性が持ち上がり、アメリカ政府とULAは代替エンジンの開発・選定を急務としてきました。完全米国製の新型エンジンは現行の「アトラスV」ロケットに搭載されているロシア製エンジンとは直接代替はできない為、今後開発される再設計機もしくは次世代機のロケットで置き換えを予定しています。

戦略爆撃機「B-1B(ランサー)」搭載用ターボファンエンジン、ゼネラル・エレクトリック「F101-GE-102」アフターバーナー燃焼テスト

GE-F101-GE-102

アメリカ空軍の戦略爆撃機「B-1B(ランサー)」搭載用アフターバーナー付低バイパスターボファンエンジン、ゼネラル・エレクトリック「F101-GE-102」燃焼テスト映像です。F101エンジンは1970年代にゼネラル・エレクトリック社初のアフターバーナー付ターボファンエンジンとして開発され、後に開発される戦闘機用ベストセラーエンジン「F110」シリーズと民間機用「CFM56」シリーズの原型となった傑作エンジンです。

単段式宇宙輸送機用リニアエアロスパイクエンジン、ロケットダイン「XRS-2200」燃焼テスト映像

XRS-2200

アメリカ航空宇宙局 (NASA) とロッキード・マーティンが開発していた単段式再使用型宇宙往還機用リニアエアロスパイクエンジン「XRS-2200」の燃焼テスト映像です。1996年2月よりスペースシャトルの後継機として実証モデル(X-33)が開発されることになり、理論上軽量で高度に関係なく高い推力と比推力を安定して発揮できるリニアエアロスパイクエンジンが搭載されることになります。開発はアメリカの液体燃料ロケットエンジン大手「ロケットダイン」が担当。同社は1960年台より従来のベル型ノズルとは大きく構造が異なるスパイク型ノズルの研究を重ねており、円錐状から壁状とし複数のエンジンを連続的に取り付けた「XRS-2200」を開発しました。2000年2月3日、ジョン・C・ステニス宇宙センターにおいて最大出力で125秒間の連続燃焼テストに成功。良好な性能を実証しましたが、冷却問題と銅合金板製ノズルの圧力問題が課題として残りました。2001年3月搭載予定のX-33が重量過多と多くの技術的困難により開発中止が決定し、XRS-2200は搭載されること無くプレジェクトが終了しました。

ロシア連邦最大手ガスタービンエンジン開発製造会社「クリモフ(Климов)」企業プロモーション映像

KLIMOV

ロシア統一エンジン製造会社(JDC)傘下のガスタービンエンジン開発製造会社大手「クリモフ(Климов)」の企業プロモーション映像です。クリモフはフランス車「ルノー」のロシア工場建設に合わせ、エンジンを現地生産する会社として1914年10月20日設立された歴史ある企業です。第二次世界大戦以降、航空機用エンジンの開発・生産にシフトし、M-105(レシプロ)・TV3-117(ターボ・シャフト)・RD-33(ターボファン)はソ連を代表する航空機やヘリコプターに搭載されています。ソ連崩壊以降、民間会社として独立した各エンジン設計局は2008年4月16日にプーチン大統領が世界市場でロシアのエンジン生産競争力を確保するため、国内技術の知的財産権と資本を統合し、クリモフを始めサトゥールン、クズネツォフ、アヴィアドヴィガーテリ等の主要企業がJDCの子会社となっています。

先進技術実証機(ATD-X)搭載用低バイパス比ターボファンエンジン「XF5-1」地上燃焼試験映像

XF5-1

防衛省技術研究本部航空装備研究所が先進技術実証機(ATD-X)搭載用に開発中の低バイパス比ターボファンエンジン「XF5-1」の地上燃焼試験の様子を撮影した映像です。試験は航空機及び誘導武器等のエンジン性能に関する試験を実施する「札幌試験場」で行われ、高空性能試験装置を使用した先進技術実証機の飛行高度や速度等により異なるエンジン入口の気流の状態を模擬し、XF5-1の定常性能、過渡性能、空中再始動特性等の確認を実施しています。映像では推力偏向機構パドルは外された状態で、数秒間アフタバーナーを点火している様子が確認できます。

エアバスA380搭載用高バイパス比大型ターボファンエンジン、エンジン・アライアンス『GP7200』プロモーション動画

GP7200

エアバスの超大型旅客機A380搭載用の高バイパス比大型ターボファンエンジン、エンジン・アライアンス『GP7200』プロモーション動画です。GP7200は直径3.16m、全長4.74m、推力:81,500ポンド、バイパス比:8.7、GE90シリーズのコアエンジンとPW4000の低圧システムで構成された高バイパス比2軸ターボファンエンジンで、米エンジン大手メーカー「GE・アビエーション」と「プラット・アンド・ホイットニー」社が共同出資し設立したエンジン・アライアンスによって開発されました。部品生産には石川島播磨重工(IHI)がシャフト部と高圧コンプレッサーブレードの製造を担当しています。

ソビエト連邦『クリモフ設計局』航空機用ガスタービンエンジン燃焼テストセンター廃墟【写真35枚】

Klimov_EnginesTestFacility

現ロシア連邦のガスタービンエンジン開発製造企業「株式会社クリモフ(旧クリモフ設計局)」の廃墟となった航空機用エンジン燃焼テストセンターの写真です。同施設は多くの戦闘機用のターボジェットエンジン「RD-33」「RD-500」やヘリコプター用ターボシャフトエンジン「TV3-117」の燃焼試験を行ってきましたが、ソ連崩壊の混乱と財政悪化で閉鎖となり、当時の施設内設備や試験中のエンジンをそのままに長年放置されてきました。写真は土地売却に伴う施設解体前に撮影された為不要機材の搬出と制御設備の解体が始まっており、実質同テストセンターの最後を記録した写真です。

A320neo・B737MAX・C919搭載用新型ターボファンエンジン、CFMインターナショナル『LEAP』コンセプト動画

LEAP

GEアビエーションと仏スネクマ社の合弁会社CFMインターナショナル製ターボファンエンジン「LEAP(Leading Edge Aviation Propulsion)」)のコンセプトプロモーション動画です。LEAPは複合材料を多用したブリスク圧縮機、新機軸のファン、第二世代のツイン環状プリスワール(TAPS II)燃焼器、高バイパス比によりCFM56シリーズから約15%燃費改善とメンテナンス費用低減を実現します。3タイプのモデルが平行し開発中で、LEAP-1AがA320neo、LEAP-1Bが737 MAXシリーズ、LEAP-1Cは中国商用飛機有限公司(COMAC)のC919に搭載される予定です。複合材料には「日本カーボン」が開発した軽量で強度が高く、耐熱性に優れる炭化ケイ素連続繊維「ニカロン」を予定しており、GE、サフランと「NGSアドバンストファイバー株式会社」を設立しています。
スポンサードリンク


ギャラリー
  • ボンバルディア、カナダのフラッグキャリア「エア・カナダ」より「CS300」最大75機受注。カタログ総額63億ドル(約7,000億円)
  • 三菱航空機、航空機リース会社「エアロリース」よりMRJを最大20機受注。カタログ総額9.4億ドル(約1,080億円)
  • 三菱航空機、航空機リース会社「エアロリース」よりMRJを最大20機受注。カタログ総額9.4億ドル(約1,080億円)
  • エアバス、イランのフラッグキャリア「イラン航空」より全ファミリー118機受注。カタログ総額250億ドル(約2兆9,000億円)
  • エアバス、イランのフラッグキャリア「イラン航空」より全ファミリー118機受注。カタログ総額250億ドル(約2兆9,000億円)
  • ボーイング、シリーズ最新モデル「737 MAX 8」ファーストフライトダイジェストムービー
  • ボーイング、シリーズ最新モデル「737 MAX 8」ファーストフライトダイジェストムービー
  • ボーイング、シリーズ最新モデル「737 MAX 8」ファーストフライトダイジェストムービー
  • ボーイング、シリーズ最新モデル「737 MAX 8」ファーストフライトダイジェストムービー
  • ボーイング、シリーズ最新モデル「737 MAX 8」ファーストフライトダイジェストムービー
  • ボーイング、シリーズ最新モデル「737 MAX 8」ファーストフライトダイジェストムービー
  • エアバス、日本のフラッグキャリア「ANA」よりA380を3機受注。カタログ総額12.3億ドル(約1,500億円)
アーカイブ
スポンサードリンク


Aviation Data Focus について

「Aviation Data Focus」は世界中の航空機情報やニュースを掲載しています。アクセス増加や広告収益などの目的で記事を丸写しまたは加工し、自サイトのコンテンツのように使用する、またはそれに類する行為はお止めください。

記事検索
amazon

今月発売の新書・Kindle・DVD・ゲーム

J Wings (ジェイウイング) 2016年4月号
J Wings (ジェイウイング) 2016年4月号

航空情報 2016年 03 月号 [雑誌]
航空情報 2016年 03 月号 [雑誌]

航空ファン 2016年3月号
航空ファン 2016年3月号

AIRLINE (エアライン) 2016年3月号
AIRLINE (エアライン) 2016年3月号

AIR STAGE (エア ステージ) 2016年3月号
AIR STAGE (エア ステージ) 2016年3月号

MAMOR(マモル) 2016 年 03 月号 [雑誌] MAMOR (デジタル雑誌)
MAMOR(マモル) 2016 年 03 月号 [雑誌] MAMOR (デジタル雑誌)

丸 2016年 02 月号 [雑誌]
丸 2016年 02 月号 [雑誌]

モデルアート 2016年 03 月号 [雑誌]
モデルアート 2016年 03 月号 [雑誌]

軍事研究 2016年 02 月号 [雑誌]
軍事研究 2016年 02 月号 [雑誌]

MC ☆ あくしず 2016年2月号
MC ☆ あくしず 2016年2月号

MILITARY CLASSICS (ミリタリー・クラシックス) 2016年3月
MILITARY CLASSICS (ミリタリー・クラシックス) 2016年3月

Scale Aviation 2016年 01 月号 [雑誌]
Scale Aviation 2016年 01 月号 [雑誌]

航空旅行 2016年3月号
航空旅行 2016年3月号

ラジコン技術 2016年 01 月号 [雑誌]
ラジコン技術 2016年 01 月号 [雑誌]