
■相次ぐドッキング失敗と能力不足
当初の実物大模型ではX字型の4枚尾翼でしたが、機体バランスが悪く試作機では5枚に尾翼が追加されています。その後風洞試験の結果から最終的に尾翼が6枚となる異様な機体となってしまいました。1号機は1947年10月に完成、2号機は1948年7月からボーイングEB-29Bを親機として、飛行試験に用いられています。8月23日に初の自由飛行に成功するも親機とのドッキングに失敗、ミューロック乾湖に不時着しています。2度目にはなんとか母機への帰還に成功しています。飛行試験の結果を受け、母機との再収容が容易でないこと、飛行性能が悪く、敵戦闘機に対してまともに対抗できないことが判明し、1949年に計画は中止されてしまいます。製造された2機は、現在、オハイオ州デイトンのアメリカ空軍博物館、ネブラスカ州オマハの戦略空軍博物館に展示されています。
■XF-85のコクピット

原型初飛行 | 1948年8月23日 |
全長 | 4.5m |
全幅 | 6.4m |
全高 | 2.5m |
乗員 | 1名 |
エンジン | XJ-34-WE-22×1 |
最大速度 | M0.9 |
最大離陸重量 | - |
航続距離 | - |
生産数 | 2機 |
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失敗作列伝にラインナップ。
◯ベッハム・ナッター。
◯ME410。
◯ボーイング787、787は未だ判ら無いが初期不良にしては多過ぎる。デハビランドDHコメットの二の舞か?