2015年11月24日、ボーイングは台湾の航空大手「エバー航空(EVA Airways)」より同社の次世代旅客機787-9を4機、787-10を20機の計24機、777-300ERを2機受注したと発表しました。カタログ総額80億ドル(2,600億台湾ドル)日本円で約1兆円となり、台湾の航空会社が一度に購入を決めた機体数としては過去最多。787型機の導入は台湾の航空会社として初めてとなり787−10型機のローンチカスタマーの1社に確定。 エバー航空では既存のA330-200、747-400の機材更新・増備を進めており、2017年から2022年にかけて引き渡される見込み。
ボーイング787はいかにつくられたか 初代モデル1から最新787まで、世界の航空史を彩る歴代名機に迫る!! (サイエンス・アイ新書) 青木 謙知 by G-Tools |
エバー航空は、台湾大手海運会社・長栄海運(エバーグリーン・マリン)を中心とする企業グループの長榮集団により1989年4月7日に台湾桃園国際空港を拠点に設立。2013年6月18日にスターアライアンスへ正式加盟し、エバー航空の航路ネットワークは、現在、欧州、北米、アジアおよびオセアニアの50都市に就航し777−300ER型機21機を含む合計37機のボーイング機を運航。世界で8番目、アジアで4番目に多くの777-300ER型機を運航しています。来年には台北-トルコ・イスタンブール長距離線への就航が決定し、787-10によるスペイン・バルセロナ線、イタリア・ミラノ線の開設も検討しています。「エバー航空が最新のドリームライナーの顧客となり、787-10のローンチカスタマーチームに参加することを歓迎します。」ボーイング民間航空機社長兼最高経営責任者レイ・コナー氏は述べています。
■ボーイング:プレスリリース
EVA Airways Finalize Taiwan's Largest Ever Commercial Airplane Purchase