2015年11月11日、三菱航空機および三菱重工業は開発中の次世代リージョナルジェット機「MRJ(Mitsubishi Regional Jet)」の飛行試験機初号機(登録番号JA21MJ)による初飛行を実施。初飛行は県営名古屋空港を34滑走路から9時35分に離陸後、太平洋側の空域を利用し、水平飛行、上昇、下降、旋回など約1時間半かけ基本特性の確認を行い11時2分に着陸して初飛行を無事に完了しました。最高高度は1万5000フィート(約4500メートル)、最大速度は150ノット(約時速280キロ)。動画には、富士山をバックに空を飛ぶMRJや外部からの動作確認と撮影を行う随伴機「MU-300」「T-4」の姿も収録されています。
旅客機コレクション 1/400 三菱航空機 MRJ90 飛行試験機3号機 | |
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ニコニコ動画(予備)
飛行試験初号機には三菱航空機のチーフテストパイロットの安村佳之機長(58)とテストパイロットの戸田和男機長が操縦。飛行データを計測するエンジニア3人も同乗しました。飛行試験は今後も国内で継続し、2016年第2四半期から米国モーゼスレイク市(ワシントン州)グラント・カウンティ国際空港を拠点とし2500時間におよぶ試験を実施予定。2017年前半には国土交通省航空局(JCAB)による型式証明の取得を目標とし、量産初号機を2017年4-6月期にローンチカスタマーであるANAに引き渡す計画。