
インドがロシア海軍の重航空巡洋艦「アドミラル・ゴルシコフ」を取得し、正規空母『ヴィクラマーディティヤ』への改装工事を撮影した写真です。写真は改装開始の2005年から記録の為撮影されたもので、ドック型工場ではなく付近の浅瀬から水を抜き埋め立てた場所でスキージャンプ甲板や艦橋工事が行われている様子が確認できます。本艦はキエフ級航空巡洋艦4番艦「バクー」として1978年に起工、ソ連崩壊後はアドミラル・ゴルシコフに改名され黒海艦隊で運用されてきましたが1998年12月にインドへ売却。全通甲板とスキージャンプ甲板を設け固定翼機が離発着できる航空母艦『ヴィクラマーディティヤ』として改造工事が行われいました。改造工事を巡っては、セヴマシュ造船所とバルチック造船所が受注を争い、低価格を提示したセヴマシュが受注を獲得。しかし、製造元である現ウクライナ「ニコライェフ造船所」から十分に情報を入手しておらず、必要な配線などの見積もりが大幅に甘かったことが後に判明。当初15億ドルで工事を完了するという予定が大幅に狂い、納期の遅れと最終的に2倍となる約30億ドルを超え、一時はインドと政治的な問題になりました。
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Via: Deep Modernization of the Airborne Cruiser
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