ロシア連邦、タタールスタン共和国首都カザンに所在する「カザン州立工科大学」で静態保存されているソ連の超音速旅客機(SST)ツポレフ『Tu-144S(コンコルドスキー※)』(CCCP-77107)の写真です。同機は量産型7号機として製造され1975年8月20日に初飛行、アエロフロートで試験飛行と貨物便として運航されいましたが、稼働率、燃費共に悪く1985年3月29日をもって退役しています。退役後は工業都市として発展し、ソ連(現ロシア)の航空機メーカーへ多数のエンジニアを輩出するカザン州立工科大学の研究所へ譲渡されることになります。機体は野外に野晒しの為保存状態は悪いものの、機内一部システムが生徒の教材として利用されており、機首バイザーとカナードが現在でも稼働できる状態に整備されています。※NATOコードネーム(チャージャー)
1/144 露・ツポレフ Tu-144 音速旅客機 コンコルドスキー by G-Tools |
2 機首が歩道にはみ出している
3 「カザン州立工科大学」航空エンジニアリング部門「アレクセイ・イワノビッチ」教授
4 敷地内にはMiG-25や様々な部品が置かれています
5 野晒しの為、アエロフロートの塗装は剥がれている
6 通りに面している為車の排気ガスで汚れは年々酷くなっている
7 主翼下にペイントされた機体記号。Tu-144S量産型は10機製造された
8 低バイパスターボファンエンジン「クズネツォフNK-144A」は外されいる
9 コンコルドと比べて主脚は広くタイヤも倍の8個
10 排気口は塞がれている
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12 色あせたソ連のフラッグペイント
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17 ソ連初のジェット爆撃機Tu-16(バジャー)の尾翼とSu-7の主翼
18 機首バイザーとカナードは現在も稼働することができる
19 Tu-144のカナードはコンコルドには無い特徴
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22 キャビン
23 座席間隔は現代の旅客機と比べて広い
24 棚は狭く大きな荷物と重量のある物は入らない
25 トイレ
26 ガベージ・コレクタ(ダストボックス)
27 客室乗務員を呼び出すボタンが備えられていた
28 信号受信機
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