a3500902欧州航空機大手エアバスは8月31日、次世代中型機「A350 XWB」のシュターデの工場で主翼部分の組み立てに入いり、同機のパーツ製造を開始したことを発表しました。
発表前週、仏経済紙レゼコーが市場調査報告書に基づいてA350の納入が少なくとも2014年まで遅れる見込みと報じていましたが、エアバス側は製造は予定通りだと主張しています。
エアバスによると、同機体の受注は528件。最終的な組み立ては欧州の複数の工場で2011年から始まり、最初の機体はカタール航空に2013年に納入される予定。一方ライバルのボーイングB787の製造はすでに2年遅れており、現在ではANAへ最初の納入が2011年以降になるとみられています。

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