a3801110スカイマークは8日、2014年度をめどに国際線に参入すると発表しました。それに向けてエアバスの世界最大の旅客機「A380」6機を、国内勢としては初めて導入する。A380の参考価格は1機約3億4600万ドル(約280億円)。6機では1500億円規模の資金が必要になるとみられる。
西久保慎一社長は欧米路線参入の狙いについて「アジア路線はコスト競争が厳しいが、欧米路線は価格が比較的高止まりしていて、格安航空会社の参入もない。大手よりも安くできる確信がある」と述べました。国際定期便の運賃は、日本航空や全日本空輸よりも抑える方針。

国際線参入を決めた背景には、政府が米国と結んだオープンスカイ協定が他国との間でも広がる見通しであるのに加え、成田や羽田の発着枠が14年度までに約1.5倍に増えるという環境の変化がある。就航先にはロンドン、独フランクフルト、米シアトルなどの名が挙がっている。また、来年には新千歳、神戸、福岡、那覇の国内4空港と成田を結ぶ国内線も就航させる計画です。

しかしスカイマークの経営規模では運用できるのか疑問の声もあり、同社11年3月期の単体の業績見通しは売上高が565億円、最終利益が55億円。10年3月末時点の現金・預金は75億円に過ぎない為、巨額の借金をするか増資を行うなどして資金調達をする必要がありそうです。

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