インヴィンシブル級1番艦の競売に続き、今度は3番艦「アーク・ロイヤル」がイギリス国防省が運営する競売サイト「DisposalServicesAuthority」上で競売にかけられていることが分かりました。先のオークションにかけられた1番艦インヴィンシブルには香港の実業家が競売に参加、中国軍が空母建造の参考にするのではと話題になりましたが、結局200万ポンド(2億6000万円)でトルコのスクラップ会社が落札していました。
■インヴィンシブル級3番艦アーク・ロイヤル
アーク・ロイヤルは1978年に起工し、1981年に進水、1985年に就役。イラク戦争ではイギリス軍の旗艦をつとめ重要な役割を担ってきました。老朽化が進むインヴィンシブル級に代わって現在建造中のクイーン・エリザベス級航空母艦の就役が始まる2015年まで「アーク・ロイヤル」を使用することが決定されていましたが、2010年に打ち出された国防予算の大幅縮減政策により、2011年第一四半期で早期退役することが決定しています。引き渡し先は空母の保管方法や処分の仕方も考慮したうえで落札者を決定し、今年中には新たな持ち主の手に渡る予定。ヘリポートとして使用するためにロンドンに停泊させる案も出ています。価格は前回同様非公開で2011年6月13日が締め切り。
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