mrj04004三菱航空機は、開発を進める次世代リージョナルジェット機MRJの欧州地域での販売を加速すべく、オランダ王国アムステルダム市に三菱航空機100%出資の現地法人を設立し、5月1日より営業活動を開始します。社名は「Mitsubishi Aircraft Corporation Europe B.V.(欧州三菱航空機株式会社)」当面は販売活動、情報収集、広報活動を主とし、MRJブランドをヨーロッパ市場に浸透させていくとのこと。
欧州は、米国に次ぐリージョナルジェット機の巨大市場であり、顧客と時差のない場所に拠点を置くことで、これまで以上に密着した営業活動を展開。さらに欧州に加え、中東、アフリカ市場も担当地域として、地域内の潜在顧客との信頼関係の強化を図り、MRJのプレゼンスを高めながら新規受注に繋げていくとが狙い。

今回の販売会社設立に三菱航空機社長の江川豪雄は「2008年11月の米国販売会社営業開始以来、米国においては顧客との関係強化に努め、昨年12月にはトランス・ステーツ・ホールディングス社と100機購入に関する正式契約を締結することができました。欧州地域でも、すでに多くの航空会社がMRJに強い関心を持たれています。この現地法人の開設が、欧州地域での正式受注獲得への大きなステップになることを期待しています。」 とコメントしています。

■三菱航空機プレスリリース
http://www.mrj-japan.com/j/news/news_110404.html

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前間 孝則

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