韓国航空宇宙産業(KAI)が25日、インドネシア国防省とT-50高等訓練機輸出に向けた本契約を締結したと発表しました。KAIでは、「先月12日にインドネシアがT-50を優先交渉対象に選定してから40日余りで本契約が結ばれた。T-50の性能を認めた結果」と話しました。軍内外では3月のインドネシア特使団宿舎侵入事件など悪材料をはねのけて契約締結に成功したのは、両国首脳が昨年12月に訓練機・潜水艦・無線機生産など防衛産業での協力を約束したことが影響あったようです。近年韓国では兵器輸出に力を入れており積極的に海外への販売を国策として実施しています。
KAIは2013年まで純操縦訓練機のT-50を12機と、軽攻撃機型F/A-50を4機、計16機をインドネシア空軍に納品する計画。金額は4億ドル規模になる見通しでKAIでは、「中型自動車1万6000台を輸出する規模で、7700人余りの新規雇用創出効果を出す」と説明しています。韓国メディアは、超音速訓練機T-50が海外への輸出に成功し、韓国はT-50の輸出を通じて、米国、ロシア、イギリス、フランス、スウェーデンなどに続いて世界で6番目の超音速航空機、戦闘機輸出国として位置づけられることになったと大々的に報じています。
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