2011年10月12日ボーイングは747貨物型最新シリーズ「747-8フレイター」の初号機をカーゴルックスにデリバリーしました。初号機はデリバリー後にシアトル国際空港に移動しており、同空港にて初貨物を搭載した後、ルクセンブルグに向けて離陸する予定。カーゴルックスは2003年、現在航空貨物輸送の主役を務めている747-400フレイターの初号機を受領した航空会社でもあり、747-8フレイターを2005年のプログラムローンチ時に10機、2007年に3機と、これまでに計13機を発注済みです。
747-8フレイターをめぐってはカーゴルクス間の契約において一時初号機の受領拒否するなど諸問題が発生、加えて12機を発注していたアトラス航空も最初の3機の納入を拒否し9機については予定受領遅らせるよう変更。また、米国際航空貨物輸送大手アトラス・エア・ワールドワイド・ホールディングスが発注していた3機をキャンセルするなど前途多難な状況が続いていました。当初より受注数は減っているものの747-8フレイターは、今日までに日本貨物航空をはじめ8社より75機を受注しています。
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