f222011年12月13日、ロッキード・マーティンのジョージア州マリエッタ工場でF-22A(ラプター)の最終号機である187号機(テールナンバー4195)がロールアウト。これを記念し式典が催されました。同社の副社長兼ゼネラルマネージャーであるジェフ・バビオネ氏は「最初のパーツ製造から約15年。我々はこの組み立てラインから最後のF-22がロールアウトしたことを嬉しくもあり一抹の寂しさも感じています。この最高の戦闘機はプロジェクトに携わった人々の集大成であり、私はこの場に立てた事を誇りに思います。」と述べました。




F-22は量産1号機がロールアウトの1997年から量産してきましたが、非常に低調なぺースで生産されてきました。当初F-15イーグルの後継機として750機以上の生産が計画されましたが、ソ連崩壊の影響で機数削減による価格の高騰や国防予算削減、輸出禁止などを受け今回の187号機で生産を終えることになります。ただしロッキード・マーチン社では将来、再生産に備えて治具、製造に関わる技術も維持していくとし、今後予想される既存機のアップグレードに随時対応するとしています。最終号機は来年5月に、アラスカ州エルメンドルフの第3戦闘航空団第525戦闘飛行隊に配備されます。

■参照記事
http://www.bizjournals.com/atlanta/news/2011/12/13/bye-bye-birdie-last-f-22-raptor-rolls.html

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