
Yak-130のみならず軍用練習機は軽攻撃機としても運用でき、有事の際は重要な航空戦力となります。同機にいたってはL-39(アルバトロス)に比べハードポイントが増えたことにより搭載量が最大3000kgと増大。また、アビオニクスも大幅に向上しており、空対空、対地ミサイル、対地攻撃ロケット等、各種兵装が装備できます。Yak-130売却契約についてアメリカの報道官は、「事実なら憂慮すべきだ」と懸念を示し、こうした取り引きを絶つよう、ロシア側に求めていく考えを強調しました。これに対しロシア、フォミン第一次長は「シリアは独立した主権国家であると指摘し、同国には現在のところ武器供給に関する制裁が加えられていないため、これまでに交わされた契約、あるいは今後交わされるあらゆる契約は合法的なものであり、何らかの国際的な義務違反にはならない」とコメントしを述べています。ロシアとしては中東の友好国を擁護してどう存在感を示すとともに、軍事、経済面の権益を守りたいという思惑があるようです。
■参照記事「RIA Novosti website」
http://en.ria.ru/world/20120123/170901812.html
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http://en.ria.ru/world/20120123/170901812.html
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