

予備設計では機体の主要な構造材料を選択し、質量・空力特性、回路図、吸気ノズルの推進システムによりソニックブーム抑制を評価することになります。特に離着陸時の騒音レベル低減が最大の目標であり空力と音響研究用のデバイスを含むVTSモデルと推進ノズルの空力モデル製造に向け開発を進めています。航空機の正式なデザイン概念は実験データの結果によって変わりますが、現状は過去にスホーイ社が研究していたS-21超音速ビジネスジェット機を大きく発展させたような形状で最大4機のエンジンを後部胴体の上部にマウントしています。TsAGIの副局長であるセルゲイ・リャプノフは、プロジェクトに関わる産業界や研究機関は幅広くロシアの航空機業界では前例のないことであり、このプロジェクトはロシアの財産になると語っています。
■参照記事「ИТАР-ТАСС」(ロシア語)
http://www.itar-tass.com/c134/366134.html
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