2012年8月28日、欧州の航空宇宙・国防関連企業EADS航空機子会社エアバス社はフィリピンのフラッグキャリアである『フィリピン航空』よりA321を34機、A321neoを10機、A330-300を10機の計54機。カタログ価格で70億ドル(約5500億円)を受注したことを発表しました。今回の発注はフィリピン航空が今後5~7年以内に最大100機の旅客機を新規に購入し、保有する機材を刷新する計画に基づくもので、国内市場で優位を固める狙いがあります。発注した機材のデリバリーは2013年開始を予定しエンジンの選定は今後行われます。A321タイプは国内路線に導入し、提携する航空会社との連携を強化。A330は高需要路線と中東やオーストラリアへの長距離路線に投入を予定しています。
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志賀 和民

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フィリピン航空のラモン・アン社長は28日、マニラで開かれた契約署名式典の合間に記者団に対し、「われわれが魅力的なボーイング機だとみているのは、777-300ER型機や今度の777-X型機であり、ボーイング787-9(ドリームライナー)型機にも興味がある」と指摘。「どのタイプの運航機材でも問題はなく、われわれには選択肢がある」と述べました。また、次期運航機材をめぐっては、エアバスとボーイング両社との協議を依然続けているとしています。同社はこの機材拡張計画において購入資金に充てるために新たな株式を追加発行する準備を進めていることも声明で明らかにしています。

■参照記事:エアバス(英語)
Philippine Airlines places major order for Airbus aircraft