2012年9 月24日、ボーイングは同社が開発する対潜哨戒機P-8A(ポセイドン)11機の調達契約を米海軍と締結したことを発表ました。契約金額は総額19億ドル(約1,476億円)。契約は、昨年締結された第1次、第2次での計13機に続く第3次低率初期生産となるもので、今回の締結で米海軍との契約は合計24機となります。ボーイングでは既に3機のデリバリーを完了し、フロリダ州北東部ジャクソンビルの海軍基地で各種試験を実施しており、現在までに600回以上のミッション、2500時間の飛行試験を完了しています。
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P-8Aは、民間機である次世代737-800型機をベースとしており、米海軍では現在のP-3の後継機として117機調達する予定。ボーイングが主導するP-8Aチームは、2004年に交わされた米海軍との開発・実証契約に則り、既に6機のフライトテスト用と2機の地上テスト用の機体を製造しています。P-8Aの製造は次世代737型機の最終組立システムである、業界初のイン・ライン生産システムを利用し、機体の組み立て作業と同時に軍用機への改修作業を実施するという独特の方法で行われており、最終組立後は、ボーイングのミッション・システム取付・点検施設へと移動し、最終行程に入るプロセスで製造されています。
■ボーイング社プレスリリース
Boeing: Boeing Receives $1.9 Billion Contract for 11 P-8A Poseidon Aircraft
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