2012年10月1日、ボーイングは南米ブラジルの航空会社『ゴル航空』より737 MAXを60機受注したことを発表しました。受注金額はカタログ価格で60億ドル(約4,700億円)相当で、南米大陸単一航空会社の機材発注として過去最大です。ゴル航空は機材近代化により燃費・稼働率の向上、業務効率化によるコスト抑制が期待できるとパウロ最高経営責任者(Paulo Sergio Kakinoff)は述べています。デリバリーは2017年に10機、18年に30機、19年に20機を予定しています。
日本のボーイング737 〔新・旅客機型式シリーズ03〕 (イカロス・ムック 新・旅客機型式シリーズ 3) by G-Tools |
ゴル航空は創業わずか12年で就航63都市、保有機材数130機を保有するブラジル有数の航空会社に急成長しています。設立以来ボーイング社の機材で運航しており現在保有する機材も737-700、737-800、767-300とボーイング機で統一しています。ボーイング737 MAXは新型のウイングレット、LEAP-1Bエンジンにより現在の737型機に比べ燃料消費を13%節約できるのが大きな特徴。ボーイング社では今回の発注で、737 MAXの確定発注は724機にのぼったと発表しています。
■ボーイング:プレスリリース
Boeing, GOL Announce order for 60 737 MAX Airplanes