
2012年10月24日、エアバスはシンガポール航空より同社が開発中の新型旅客機A350XWB型機20機、大型旅客機A380型機5機受注したことを発表しました。契約金額はカタログ価格で総額75億ドル(約6000億円)。契約の一環として、エアバスがシンガポール航空が現在運用中のA340-500型機5機を引き取ることも含まれています。同航空ではA340を2013年第4四半期に運用を終了させ、A380に置きかえていくことで、欧米、アジアへの路線網をさらに強化する考え。
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シンガポール航空では2006年7月21日にA350XWB-900型20機を発注、同機のローンチ・カスタマーとなっており、今回の発注分を含めると合計40機となり、A380は今回の発注で合計24機となります。搭載エンジンはA380がロールス・ロイス「トレント900」、A350XWB-900は「トレントXWB」に決定、今回発注分のA350XWBデリバリーは2017年から開始予定です。エアバス社の発表では今回の受注でA350XWBの確定受注は558機、A380は257機となっています。
■エアバス:プレスリリース
Singapore Airlines to order more A380s and A350 XWBs