
2013年1月30日、インドネシア、ジャカルタを拠点とする「バタビア航空」が中央ジャカルタ商務裁判所より破産宣告を受け、31日からすべての運航業務を停止し、事実上経営破綻しました。チケットを購入していた乗客に連絡は無くスカルノハッタ国際空港を初めインドネシア各地の空港、バタビア航空の支店や事務所に乗客が詰めかけ、警察や軍が出動する事態に発展しました。負債額は468万米ドル(約4億2500万円)中央ジャカルタ商業裁判所は、バタビア航空の管財人として法律事務所から4人を任命しています。
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■バタビア航空の事務所にチケット払い戻しや問い合わせに早朝から並ぶ乗客

破産宣告を受けた原因はバタビア航空が米航空機リース大手「インターナショナル・リース・ファイナンス・コーポレーション(ILFC)」より2009年から2015年までの6年契約でリースしていたA330型機、2機の料金を期限を過ぎても払わなかった為で、代金回収が困難と判断したILFCがインドネシア、ジャカルタ商務裁判所に破産法の適用を申請しています。バタビア航空は裁判所の破産宣告を受け入れるか、不服として控訴するか8日間の検討猶予期間が与えられますが、今後どのような対応するかは不透明です。また、既に購入済みのチケットを持つ乗客へ料金の払い戻しや他航空への振り替えが実施されるかも不明です。
■記事引用元:merdeka.com(インドネシア語)
Puluhan calon penumpang Batavia Air kesal gagal berangkat