Russia's-Ilyushin-Finance-CS300

2013年2月20日、カナダ航空機メーカーボンバルディア社はロシアのモスクワを本拠とする航空機リース会社「イリューシン・ファイナンス・カンパニー(IFC)」より、同社が開発中の旅客機Cシリーズ「CS300」32機を受注、オプション10機の契約を交わしたことを発表しました。32機はカタログ価格で約25.6億ドル(約2,400億円)、追加の10機を含めると最大34億ドル(約3,200億円)の契約となります。契約式典はボンバルディア、ミラベルのCシリーズ最終組立て工場で行われました。
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青木謙知

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イリューシン・ファイナンス株式会社(IFC)は、ロシア、モスクワを拠点に1999年に設立。国内外の航空会社にロシア製旅客機を中心とした機材リース、中古機の販売、乗務員と地上要員の教育等を手掛けています。2006年にロシア統一航空機製造会社が主要株主となり、機材の大半をAn-148やTu-204等ロシア製旅客機・輸送機へ発注してきました。同規模の旅客機にはロシア、イルクートが開発中の「MS-21」があり、発注も行っていますが、納入開始が遅くとも2018年からであり、国内外リース先からも燃費と経済性が高い西側の航空機を求められる傾向が多くなっている為今回の発注につながったと考えられます。

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■ボンバルディア:プレスリリース
Russia's Ilyushin Finance Co. Signs Purchase Agreement for up to 42 Bombardier CSeries Aircraft