LionA320neo

2013年3月18日、エアバスはインドネシアの格安航空会社(LCC)『ライオン・エア』よりA320ファミリーを234機確定受注したことを発表しました。搭載エンジンの選定結果は後日発表されます。受注内訳はA320neoが109機、A321neoが65機、既存タイプにシャークレットを搭載するA321ceoが60機、受注金額は総額240億ドル(約2兆3,000億円)とエアバス史上最大規模の大型契約です。ライオン・エアは中距離旅客機への需要拡大を受けて保有数を急速に増やしています。
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契約調印式にフランス、パリのエリゼ宮殿にて行なわれ、ライオン・エアCEO「ルスディ・キラナ」、エアバスCEO「ファブリス・ブレジエ」、オランド仏大統領が出席。オランド仏大統領は調印式で、エアバスは今後10年で5,000人の雇用を確保することが可能になると述べました。キラナCEOは購入した旅客機でアジア太平洋地域に新しい航空会社を立ち上げと、2015年までに株式上場を目指す方針も明らかにしています。発注したシャークレット付きA320ceoでは燃費を約4%削減、開発中のA320neoでは約15%燃費が向上が期待でき、コスト抑制と路線拡大を目指すとしています。A320ファミリーは、今回の契約を含めると9,501機の発注を受け年内中に10,000機を超える可能性があります。

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■エアバス:プレスリリース
Lion Air orders 234 A320 Family aircraft