Aviation Data Focus : エアバス、『パリ航空ショー』で合計466機、カタログ価格約687億ドル（約6兆6700億円）の受注を獲得

2013年6月20日、エアバスは「パリ航空ショー2013」で合計466機、カタログ価格で約687億ドル（約6兆6700億円）受注を獲得したことを発表しました。そのうち覚書による受注が225機で294億米ドル、確定受注が241機で393億米ドルです。受注内訳はA320ファミリーが6社から371機の総額378億ドル（約3超7000億円）、A350XWBが4社から69機の総額214億ドル（約2超1000億円）、A380が20機、80億ドル（約7800億円）。残りが機材変更と追加発注分となります。受注発表の他に、航空ショーでは航空会社への航空機引き渡しも行われ、LATAM航空グループに記念すべき200機目となるA320の引き渡しを行っています。

エアバスA380まるごと解説ジャンボジェットを超えるオール2階建て巨人機の開発から就航まで (サイエンス・アイ新書)
秋本俊二

ボーイング787まるごと解説　21世紀にふさわしいハイテク中型旅客機“ドリームライナー”の開発から就航まで (サイエンス・アイ新書)

ボーイング777機長まるごと体験成田/パリ線を完全密着ドキュメント (サイエンス・アイ新書)

もっと知りたい旅客機の疑問50 エンジン2基の双発機と4発機はどっちが安全? 預けた荷物がときどき“迷子”になるワケは? (サイエンス・アイ新書)

図解・ボーイング787 vs. エアバスA380―新世代旅客機を徹底比較 (ブルーバックス)

みんなが知りたい旅客機の疑問50 アナウンスで聞くドアモードとはなにか?フラップの仕組みはどうなっているのか? (サイエンス・アイ新書 35)

by G-Tools

受注の中でも特にA320ファミリーが好調で、イージージェットによる100機の「A320neo」と35機の「A320ceo」の受注。また、ルフトハンザグループからも100機のA320ファミリーの正式発注を付け、香港アビエーション・キャピタルから60機、ILFCから50機、スピリット航空から20機、チュニジアのスファクス・エアラインズから3機の受注を受けています。A350XWBに対する受注も好調でエールフランス航空（AFR）とKLMオランダ航空（KLM）を傘下に持つエールフランス－KLMから25機のA350-900を受注し、すでに同機を多数発注済みのシンガポール航空（SIA）もA350-900を30機追加発注。ユナイテッド航空（UAL）は10機のA350-1000を発注し、合計発注数を35機に増加させただけでなく、ボーイング777の入れ替えとして発注済みの25機のA350-900をA350-1000に切り替えています。また、スリランカ航空（ALK）から4機のA350-900と6機の A330-300の受注を獲得。A380は、広胴型機の大手リース会社ドリック・リースら20機の購入覚書が締結されました。

ILFC orders 50 more A320neo Family aircraft