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2013年9月19日、欧州航空大手『ルフトハンザドイツ航空』は「ボーイング777-9X」34機、「エアバスA350-900」25機発注。同社の一括発注としては過去最大規模の総額190億ドル(約1兆8800億円)の大型契約となります。777-9Xは400席クラス、搭載エンジンは米GE製GE-9X。A350-900は314席クラス、英ロールス・ロイス製トレントXWB 84を搭載し、既存の機体と比べ消費燃料と機体維持費がが約20%減少する見通し。ルフトハンザは全面的な機材の刷新を進めており、2025年までに747-400とA340-300を置き換える計画です。引き渡し開始はA350が16年、777Xは20年の予定。
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ポール・クラーク 柴田 匡平

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A350-900の契約では確定発注25機の他にオプション30機も追加しており、同機種最大サイズのA350-1000に変更することも可能です。ルフトハンザ グループは6ヶ月前に同社の単通路型保有機をすべてエアバス機に統一する戦略を決定した。今回の発注を合わせると、同社から2013年に獲得した受注数は125機。ルフトハンザグループはドイツのフラッグキャリア「ルフトハンザドイツ航空」を中心とし、オーストリア航空、スイスインターナショナルエアラインズ、ブリュッセル航空等ドイツ語圏の多くのフラッグキャリア航空会社を傘下にする巨大グループで運航中のエアバス機は385機にのぼり、世界最多となっています。グループは発注した機材でネットワークの強化と既存機を置き換え行ないます。

■ボーイング:プレスニュース
Boeing Statement on Lufthansa Selection of Boeing 777X for Future Long-Haul Fleet

■エアバス:プレスリリース
Lufthansa, Airbus’ biggest airline customer, commits to up to 55 A350s