2013年10月7日、エアバスは『日本航空(JAL)』より「A350XWB」を31機、オプション(仮発注)25機、計56機受注したと発表しました。受注内訳はA350-900(3クラス314 席)が18機、A350-1000(3クラス350席)が13機の計31機。価格は非公開ですが確定分のカタログ価格は総額で約98億ドル(約9,500億円)、オプションを含めると1兆円を超える大型受注となります。記者会見にはJALの植木義晴社長とエアバスのファブリス・ブレジエ最高経営責任者(CEO)が出席し契約書に調印しました。日本航空では現行の大型機ボーイング777型機の後継として2019年の就航を予定しています。同社がエアバスから旅客機を調達するのはこれが初めてとなります。
「日本航空(JAL)」植木社長は記者会見でA350XWBの購入は「必要不可欠の事業投資で同サイズの航空機としては大幅な燃費改善になり、経済性のみならず環境にもやさしい」と強調。購入金額の支払いは「導入の数年前から支払いを開始し、導入の時期には全額を払う」と説明。資金調達の方法には明確な言及を避けました。同席したエアバスのブレジエCEOは「最大56機の発注はエアバスとしては今年最大規模であり、日本からA350XWBを受注したのも初めてです。今後は両社のパートナーシップをより高めていきたいと願います。」と述べました。日本航空では旧日本エアシステム(JAS)との合併によりA300を保有した時期もありましたが、現在計214機の運用機材うちボーイング社製旅客機は166機と全体の78%を占め、残りはボンバルディア が25機、エンブラエル機が12機、サーブ機11機と保有機材の約80%近くが1社に大きく依存していました。
■エアバス:プレスリリース
Airbus and Japan Airlines sign their first ever order
MRJ:70~90人
A350:250~350人
いろんなサイズで張り合えるくらい三菱には頑張って欲しいなぁ