2014年3月27日、ボーイング社は沖縄を拠点とする日本航空(JAL)グループ企業『日本トランスオーシャン航空(JTA)』よりボーイング737-800型機を12機受注したことを発表しました。総額はカタログ価格で11億ドル(約1,124億円)。エンジンはCFMインターナショナル製「CFM56-7」を選定。初号機の就航は2016年を予定しています。JTAでは737 MAXの導入について、経済性などを見極めた上で決定したいとしており、契約には調達機材を737 MAXに変更することを可能とする条項も含んでいます。現在運用中の737-400型機は置き換えられ次第順次売却予定。
日本のボーイング737 〔新・旅客機型式シリーズ03〕 (イカロス・ムック 新・旅客機型式シリーズ 3) by G-Tools |
JTAは1967年沖縄を拠点に日本航空が出資し「南西航空株式会社」として設立。子会社に「琉球エアーコミューター」を加え沖縄と日本の主要都市、および沖縄の離島を結び沖縄の発展に大きく寄与しています。導入機材にはボーイングが有する最新の効率性向上パッケージ(PIP:Performance Improvement Package)も装備する予定で、現在最高の効率性を誇る単通路機と比較してもさらに燃費効率が2%向上します。また、客室内には、独創的な設計の壁や窓、開放感を感じさせるLED照明、大型化した手荷物収納棚などを特徴とするボーイング・スカイ・インテリア仕様が採用されます。JTAは現在、機材刷新計画を推進しており、今回の選定はその刷新プログラムの開始を意味します。
■ボーイング:プレスリリース
Boeing, Japan Transocean Air Announce Selection of 12 Next-Generation 737s