MRJ

2014年6月26日、三菱航空機と三菱重工業は三菱重工業名古屋航空宇宙システム製作所小牧南工場(愛知県西春日井郡豊山町)において、開発中の次世代リージョナルジェット旅客機「MRJ」飛行試験機初号機にPW1200Gエンジンの搭載が完了したことを発表しました。今回のエンジンの搭載で機体の外観がほぼ完成。今後、各種装備品の取り付けや内部の配線、配管などの作業を進め、今秋に機体の最終的な完成を目指し、来年に予定している初飛行に向けて最終組み立て作業を急ぐ方針です。
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前間 孝則

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搭載したPW1200Gは米航空機エンジン大手「プラット・アンド・ホイットニー(Pratt & Whitney)」社が開発したさ新鋭のギヤードターボファンエンジンでファンとコンプレッサの間に減速ギアボックスを導入し、最適な回転数と圧縮効率を実現。従来のエンジンに比べ10%~15%の大幅な燃費改善と騒音低減が期待でき、MRJのセールスポイントの一つとなっています。2014年6月5日カナダのミラベル航空宇宙センター(ケベック州ミラベル市)から出荷したエンジンを受領後、搭載作業を進めてきました。

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■三菱航空機 - Mitsubishi Regional Jet:プレスニュース
MRJ飛行試験機初号機にエンジンを搭載