2014年7月11日、防衛省技術研究本部は三菱重工の小牧南工場で製造されていた先進技術実証機「ATD-X(心神)」が三菱重工業名古屋航空宇宙システム製作所「小牧南工場」でロールアウトしたことを発表しました。写真・映像撮影日は5月8日で、最終組立と技本カラーである、白・赤を基調とした塗装を終え、年内初飛行に向け各種地上試験等が行われています。計画では2018年までに試験結果から次期戦闘機開発を国産か国際共同開発かを判断し、F-2が退役する2035年までに配備を進める方針です。2014年7月12日にTBS系「報道特集」が独占取材としてATD-Xの開発経緯やインタビューを交えながらロールアウトの様子を世界で初めて放映。機密保持の為映像の一部箇所にモザイク処理が施されました。
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先進技術実証機「ATD-X(心神)」の組み立て作業は2012年3月28日より三菱重工小牧南工場で開始。機体は飛行試験に向け静強度試験を進め、搭載用に先行して開発が進められていた低バイパス比ターボファンエンジン「XF5-1」の燃焼試験を行ってきました。公開された映像に中国は報道番組を引用し独自解析と日本政府への批判を交えながら「明らかに中国を意識したもの」と分析しました。
■防衛省技術研究本部:プレスニュース
先進技術実証機の現況
で、これ飛べるの?