EASTAN-AIRLINE_MRJ

2014年7月14日、三菱航空機は英国ハンプシャー州で開催中のファンボロー国際航空ショーにおいて、同社が開発中の次世代リージョナルジェット機「MRJ」を米国のイースタン航空より最大40機受注し購入覚書を締結したことを発表しました。契約では確定20機、購入オプション権が20機。三菱航空機とイースタン航空は今回の覚書締結をもとに、早期に正式契約を締結する予定です。合わせてMRJの飛行試験の一部を同分野で豊富な実績と経験持つアメリカ「AeroTEC」社の協力の元、ワシントン州モーゼスレイク空港で飛行試験を進めることに基本合意したことも発表しました。
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前間 孝則

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イースタン航空は、前身のイースタン航空の商標などを2009年に取得し、2012年に新会社「Eastern Air Lines Group, Inc.」を設立した新しい航空会社です。2014年1月に事業開始 手続きをFAAに申請しました。イースタン航空(Eastern Air Lines Group, Inc.)はマイアミ国際空港を拠点に、中南米・カリブへの運航を準備中のエアラインで、ボーイング737-800を機材として2015年前半から運航を開始予定です。「『ギヤードターボファンエンジン(GTF)』を搭載したMRJの優れた運航経済性を私たちは極めて高く評価しています。MRJの座席運航コストは、130席クラスの航空機とほぼ同等です。今後5年以内に導入する当社の2機種目として、MRJはイースタン航空の路線計画と運航ネットワーク強化に大きく貢献するでしょう。」イースタン航空社長兼CEOのエドワード・J・ウェーゲル(Edward J. Wegel)氏は述べました。MRJはこれまでに、全日本空輸株式会社(ANA)から25機(確定15機、オプション10機)、米トランス・ステーツ・ホールディングス社(Trans States Holdings Inc.:TSH)から100機(確定50機、オプション50機)、米スカイウェスト社(SkyWest Inc.:SKW)から200機(確定100機、オプション100機)を受注しています。

■三菱飛行機:プレスニュース
Eastern Air Lines Group Signs MOU with Mitsubishi Aircraft Corporationfor Purchase of up to Forty MRJ Aircraft