2014年7月15日、三菱航空機は英国ハンプシャー州で開催中のファンボロー国際航空ショーにおいて、同社が開発中の次世代リージョナルジェット機「MRJ」をミャンマー連邦共和国のエア・マンダレイ(Air Mandalay Limited:AML)より最大10機受注し正式契約を締結したことを発表しました。契約では確定6機、購入オプション権が4機。納入は、2018年に開始する予定しており、エア・マンダレイ社はMRJの導入により、リージョナル路線の運航能力の拡大を目指します。今回の受注は日本以外のアジアの航空会社から初めてとなります。
エア・マンダレイ社は、ミャンマー・ヤンゴンを拠点に1994年10月6日に設立。現在はATR72-200を2機、ATR42-300を1機の合計3機で同地からの地方路線を中心に、観光都市15か所への定期便を運航しているほか、タイ王国チェンマイへのチャーター便も運航しています。リージョナルジェット機による運航能力の拡大を目指しており、最新技術を採り入れた次世代のリージョナルジェット機MRJの導入により競争が激化するアジア域内の事業拡大に大きな優位性獲得を狙います。MRJ はこれまでに、全日本空輸株式会社(ANA)から25機(確定15機、オプション10機)、米トランス・ステーツ・ホールディングス社(Trans States Holdings Inc.:TSH)から100機(確定50機、オプション50機)、米スカイウェスト社(SkyWest Inc.:SKW)から200機(確定100機、オプション100機)、新生イースタン航空(Eastern Air Lines Group, Inc.)より40機(確定20機、オプション20機)を受注しており、今回の契約を含むMRJの合計受注機数は375機(確定191機、オプション184機)となります。
■三菱飛行機:プレスニュース
Air Mandalay Signs Definitive Agreement for Purchase of up to Ten MRJ Aircraft~ MRJ value recognized in growing Asian market ~
リージョナルジェットってかなり売れないと採算取れないんだろ?