A330-600ST

2014年11月17日、エアバスは350 XWBの生産拡大、A320増産に対応するため、A330ベースとした特殊大型輸送機「ベルーガ」の新型機を開発し5機生産することを発表しました。開発される機体はA330-200Fのコンポーネントや部品の共通性を可能な限り留め、コクピット、特殊貨物室構造、機体後部などは新たに開発を予定。現行機種より航続距離、輸送量、清音性が向上し、2人乗りとなることで運航費用削減も期待されています。既存のA300-600STは新型機と順次入れ替えられ2025年までには退役を予定。
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エアバスの産業活動の基礎となるベルーガは2011年より耐久飛行時間10,000時間の延長を延長する「Fly 10,000」プログラムにより需要拡大に対応します。開発には同時進行でA330neoとの共通性であるエンジン乗せ換えも視野に入れる考えで、より柔軟性と汎用性の高い機体を目指します。ベルーガは欧州各地で製造されるA320、A350 XWB、A380等のパーツを、欧州各国から最終組立工場へ輸送。人工衛星やヘリコプター等エアバス機以外を輸送するチャーター機とも運用されており、特殊な外観からシロイルカ(ベルーガ)の愛称で親しまれています。運用は引き続きエアバス・トランスポート・インターナショナルが輸送業務を行います。

■エアバス:プレスリリース
Airbus to expand oversize air transport capability