2015年6月30日、エアバスは中国の航空機整備・リース企業「中国航空器材集団公司(China Aviation Supplies Holding Company)」よりA330ファミリーを最大75機受注したことを発表しました。機体構成及び納入時期詳細は非公開、受注内訳は45機が確定(GTA)、30機がオプション(MoU)で最大時のカタログ総額は180億ドル(約2兆1,900億円)の大型契約となります。契約はフランス、パリで中国の李克強首相とフランスの首相マヌエル・ヴァルスが出席の元調印式が行われました。
A350XWB & AIRBUS Family (イカロス・ムック) by G-Tools |
エアバスの最新航空機市場予測によると、中国の航空輸送量は世界平均を上回る成長が見込まれ、今後中国は、国内および国際路線の両方の市場において航空輸送需要を牽引することが予測されています。また、今後10年間で中国国内輸送量は世界一となる見通しです。2014年から2033年の今後20年間で中国における新造機需要(100座席以上の旅客機および貨物機)は5,300機以上と予測しています。現在、中国の航空会社によって運航されているエアバス機は1,150機以上(A320ファミリーが980機以上、A330ファミリーが150機以上、A380が5機)です。
■エアバス:プレスニュース
A330 expands its wide-body lead in China