
2015年2月27日、カナダ航空機開発製造大手「ボンバルディア・エアロスペース」社が開発中のCシリーズ130席仕様「CS300」が同社製造拠点モントリオール・ミラベル空港で初飛行に成功しました。CS300飛行試験初号機「R/N:C-FFDK」は現地時間11時に離陸、高度41,000フィート(約12,500メートル)255ノット(毎時470キロ)で4時間58分の各種飛行試験を終え15時58分に着陸しました。同社は今後5機の各種飛行試験機でテストを進め2015年度中に型式証明取得を目標としています。
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CS300は既に初飛行試験を終えた、CS100の胴体延長型派生機。130~160座席、プラット・アンド・ホイットニー社のGTF(ギヤード・ターボファン・エンジン)「PurePower PW1500G」を搭載し競合機と比べ運用費で15%、燃費効率で20%向上します。「Cシリーズ開発プログラムは現状想定内の試験結果で進んでいます。今回の初飛行はプログラムの重要なマイルストーンであり私たちは自信を持って先行するCS100の納入を完了できると考えています。」ロブ・デュワー副社長は述べています。Cシリーズは現在563機の受注およびコミットメントを獲得、うち243機が確定発注です。
■ボンバルディア:プレスリリース
Bombardier CS300 Aircraft Successfully Completes Maiden Flight