
2013年4月21日、アメリカ航空宇宙局(NASA)とオービタル・サイエンシズ社は、新型ロケット「アンタレス」1号機の打ち上げ試験に成功したことを発表しました。1号機は無人宇宙補給機「シグナス」を模したダミーを搭載しアメリカ、ヴァージニア州ワロップス島「中部大西洋地域宇宙港(MARS)」より打ち上げられダミーの軌道投入に成功しています。今後6月に予定している実機を搭載し本格的な国際宇宙ステーション(ISS)への補給ミッションに向け準備を進めます。アンタレスは1段目に旧ソ連で開発されたNK-33ロケットエンジンの改良型「AJ26」を2段目にATK社キャスター120の短縮型「キャスター30」を採用する等、既存技術を活用することで低コストと信頼性向上を目標に開発されました。