
2013年4月29日、民間初の宇宙観光事業を手掛ける英ヴァージングループ傘下「ヴァージン・ギャラクティック(Virgin Galactic)」社は同社の宇宙旅客機「スペースシップツー(SpaceshipTwo(SS2)」が搭載ロケットエンジンによる初の超音速飛行に成功したことを発表しました。スペースシップツーは米カリフォルニア州モハーベ空港に母機となる「ホワイトナイト・ツー(WhiteKnightTwo)」に搭載され現地時間午前7時02分に離陸。高度47,000フィート上空で分離し内蔵ロケットエンジンを16秒間噴射、高度55,000フィートに達し飛行速度がマッハ1.2と音速を超え超音速飛行に成功しました。
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ヴァージン・ギャラクティック社の宇宙観光は乗客6人、パイロット2人が搭乗する設計で、旅行代金は約20万ドル(約2,000万円)。既に日本人を含む500人以上が予約しています。スペースシップツーは一般的に宇宙とされている高度100kmまで達し、無重力を体験できる宇宙空間に数分間滞在でき、青い地球や丸さを眺めることができます。同社では年内後半までに宇宙空間に到達する飛行テストを繰り返し、安全性が最終的に確認できた上で実際の宇宙観光旅行事業へ移行します。
■ヴァージン・ギャラクティック:プレスニュース
VIRGIN GALACTIC BREAKS SPEED OF SOUND IN FIRST ROCKET-POWERED FLIGHT OF SPACESHIPTWO