ir08242010年8月23日長距離高速飛行が可能なイラン国産の小型無人爆撃機「カラル(Karar)」の完成式が22日、首都テヘランのマレク・アシュタル大学で行われた。国営テレビでは、出席したマフムード・アフマディネジャド大統領が、青い布が取り払われて迷彩色の「カラル」が全貌を現すと拍手する様子や、飛行するカラルの映像が放映されました。


アフマディネジャド大統領は、「この爆撃機は敵に死の到来を告げる以前に、人間の救済と尊厳に関するメッセンジャーだ」と演説した。
ペルシャ語で「攻撃者」を意味する「カラル」と名付けられた無人爆撃機は、ペルシャ湾岸の米軍基地に達する1000キロメートルの航続距離を持ち、巡航ミサイル4発を搭載できるという。アハマディネジャド大統領は「敵が行動を起こす前に、敵の基地をたたくことができる」と強調した。

また、量産ラインを稼働させた2種類の攻撃艇について、バヒディ国防軍需相は「ペルシャ湾と(世界の原油の約4割が通過する)ホルムズ海峡の防衛力を高める」目的と説明。「敵は冒険的行動を慎み、危険を冒すべきではない」と述べました。

無人機とロボット兵器
無人機とロボット兵器