X-56A米空軍研究所はフラッター現象を検証の為に開発される最新Xプレーン『X-56A』の概要と開発スケジュールを発表しました。同機はロッキード・マーティンのスカンクワークスが設計した無人全翼機で革新的なモジュラー構造を採用しています。主翼は取り外しが可能となっており、素材が違う複数の翼に取り換えることで高度な空力理論のテストが可能としています。試験はNASAと協力しフラッター抑制と突風加重軽減テストを実施、課題である軽量で高アスペクト比の主翼実現に向け検証を行う予定。この技術は将来の輸送機及び高高度偵察機(HALE)への採用が期待されています。


フラッター現象は飛行中、翼に起こる弾性振動で、低速時にはそれほど問題になりませんが、高速になると空気の力で逆に翼の振動が増大し翼が破壊さる原因となり、航空災害の要因となっていました。X-56Aは剛性を高めた複数の翼により、より高度な空気力学的形状を検証し、フラッター現象を抑えられる効率の良い機体開発を目的としています。そのためX-56Aには最初から翼が破壊されることを見越し弾道パラシュートが付属されいます。最終組み立ては「GFMI エアロスペース&ディフィンス」社で行われ2012年4月末にロッキード・マーティン社へ搬入。6月にエドワーズ空軍基地へ移送されテスト飛行を実施。今年の年末には「NASA」へ移行予定。

■参照記事
http://www.examiner.com/aviation-news-in-washington-dc/aviation-week-reveals-new-experimental-air-force-plane

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ジム キース Jim Keith

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