
2013年11月20日、ドイツ「E-VOLO」社は2人乗り電動マルチコプター『Volocopter(VC200)』の初飛行に成功したことを発表しました。飛行実験はドイツ・カールスルーエDMアリーナの屋内で無人で実施、22mの高さまで上昇し数分間におよぶ飛行を行いました。機体フレームは軽量カーボンファイバー、操縦はフライ・バイ・ワイヤ(FBW)を採用。個々に独立した電動小型のローターを18機搭載し、20基の独立したコンピュータで制御しています。有人の際は安全の為バッテリーは3か所に分散し、緊急時にはパラシュートを展開することで安全に着陸可能としています。
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電動マルチコプターの利点としては二酸化炭素を排出せず、非常に静かで環境に優しい。操作も簡単な為、パイロット訓練が短縮でき、低コストの運用が可能で将来エアスポーツ用品の成功例になるかもしれないと開発チームは述べています。E-VOLOでは今後さらに改良を進め、2016年頃までに6500フィートの高度で54ノット(毎時100km/h)巡航速度で飛行可能な機体を目指す予定です。
■E-VOLO:プレスニュース
Successful maiden flight of the world’s first green helicopter