DAPA_ARES

2014年2月11日、アメリカ国防高等研究計画局(DARPA)は補給・負傷者後送・空中監視、偵察(ISR)を目的としたVTOL型UAV『ARES(Aerial Reconfigurable Embedded System)』新コンセプトを公開しました。米軍では前線の厳しい地形や危険地帯で利用可能な安価な輸送手段を開発する為2009年にTXプログラムを発表。DARPAでは地形に依存しない交通手段を模索しモジュールを換装することで多目的に運用可能なARESの実証を目標にロッキード・マーティン「スカンクワークス」と共同研究を進めています。
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ARESはダクテッドファン2基を装備するVTOL飛行ユニットと取り外し可能なモジュールで構成、目的別にタイプの異なるコンテナを換装することで貨物の輸送、負傷者の後送、空中監視、偵察(ISR)が行えるよう設計されます。飛行ユニットはデジタル飛行制御のリモートコマンド・アンド・コントロール・インタフェースに対応しており前線の地上兵士は携帯電話やタブレットを利用し必要に応じて半自律飛行制御が可能です。またコンパクトな構造は従来のヘリコプターに比べ効率的なホバリングを実現し、着陸行動半径も半減する予定です。「米軍の多くのミッションは、専用の垂直離着陸機(VTOL)を必要としますが、ほとんどの地上ユニットは、独自のヘリコプターを持っていない。ARESが実用化されると、より多くのミッションに多彩なVTOL機能を利用できるようになります。私たちの目標は、迅速に費用対効果の高いシステムを開発し、地形に依存しない輸送手段を提供することです。」とDARPAのAshish Bagaiプログラムマネージャは述べています。

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■DARPA:MEDIA QUERIES
ARES AIMS TO PROVIDE MORE FRONT-LINE UNITS WITH MISSION-TAILORED VTOL CAPABILITIES