フランス航空機メーカー、ダッソー社は今でこそ開発する航空機の殆どがデルタ翼機ですが、ミラージュIII以前はウーラガンやミステール等通常の後退翼機を開発していました。同社が成功するきっかけとなったミラージュIIIは攻撃・偵察型を含めシリーズ総生産1,400機以上生産されるベストセラー機です。他国でも多くの派生機が開発されネシェル・クフィル・チーター等、コピー機も多く存在しています。
■スイス空軍のミラージュⅢS
デルタ翼は、第二次世界大戦末期にドイツのリピッシュ博士が発案した革新的なアイデアで、同等の後退翼より構造が楽な為、軽量化や翼を厚し燃料を多く積むことがでる等多くの利点があります。その後技術研究が進むとダブルデルタ、クリップトデルタ等へと発展していき現代ではカナードと組み合わせたクロースカップルドデルタとしてグリペン、ラファール、ユーロファイター タイフーンなど欧州の最先端機に取り入れられています。
■ミラージュⅠ
ミラージュシリーズの原点であるミラージュⅠ(ミステール・デルタ)は1955年6月25日に初飛行し、小型のエンジン2機を装備したかなりコンパクトな機体で速度と上昇力に重点を置いた設計でした。開発が進むにつれ当時要求されていた性能には達していましたが、発展性と全天候能力を強化する為機体を再設計、別系統で開発が進んでいた大推力エンジン、アターを単発装備とし機体を大型化することになります。
■6日戦争
ミラージュIIIを有名にしたのは1967年に発生した第三次中東戦争で、イスラエルに輸出された機体はアラブ諸国のミグ戦闘機を空戦で圧倒しました。
高高度迎撃機であるミラージュは小回りが利き格闘戦で優るミグ戦闘機相手に果敢に挑み機関銃で多くを撃墜しています。戦果の結果はパイロットの熟練度と腕の差が大きかったと言われていますが、フランスはこの勝利を絶好の材料として世界中にミラージュIIIを売り込み、数年で20カ国以上へ輸出する大成功をおさめました。
イタレリ 1/48 飛行機シリーズ 2674 1/48 ミラージュIII E 38674
デルタ翼は、第二次世界大戦末期にドイツのリピッシュ博士が発案した革新的なアイデアで、同等の後退翼より構造が楽な為、軽量化や翼を厚し燃料を多く積むことがでる等多くの利点があります。その後技術研究が進むとダブルデルタ、クリップトデルタ等へと発展していき現代ではカナードと組み合わせたクロースカップルドデルタとしてグリペン、ラファール、ユーロファイター タイフーンなど欧州の最先端機に取り入れられています。
■ミラージュⅠ
ミラージュシリーズの原点であるミラージュⅠ(ミステール・デルタ)は1955年6月25日に初飛行し、小型のエンジン2機を装備したかなりコンパクトな機体で速度と上昇力に重点を置いた設計でした。開発が進むにつれ当時要求されていた性能には達していましたが、発展性と全天候能力を強化する為機体を再設計、別系統で開発が進んでいた大推力エンジン、アターを単発装備とし機体を大型化することになります。
■6日戦争
ミラージュIIIを有名にしたのは1967年に発生した第三次中東戦争で、イスラエルに輸出された機体はアラブ諸国のミグ戦闘機を空戦で圧倒しました。
高高度迎撃機であるミラージュは小回りが利き格闘戦で優るミグ戦闘機相手に果敢に挑み機関銃で多くを撃墜しています。戦果の結果はパイロットの熟練度と腕の差が大きかったと言われていますが、フランスはこの勝利を絶好の材料として世界中にミラージュIIIを売り込み、数年で20カ国以上へ輸出する大成功をおさめました。
原型初飛行 | 1956年11月17日 |
全幅 | 8.22m |
全長 | 15.00m |
全高 | 4.50m |
乗員 | 1名 |
エンジン | Atar 09C×1 |
最大速度 | M2.0 |
最大離陸重量 | 13,700kg |
航続距離 | 3,150km |
生産数 | 1,442機 |
イタレリ 1/48 飛行機シリーズ 2674 1/48 ミラージュIII E 38674